INFOMATION

ガラス彩々(いろいろ)夏の光をあつめて

【会期】7月21日(金)〜7月30日(日)
【会場】本館6階 和光ホール
【時間】10:30〜19:00 最終日は17時まで

会場にて、下記作家によるギャラリートークを予定しております(各日 14:00~)。
7月22日(土)広沢葉子さん、松尾一朝氏
7月23日(日)松浦あかねさん、中村敏康氏

和光 銀座/本館
〒104-8105 東京都中央区銀座4丁目5-11

→ 2017/7 | 展覧会のご案内/和光ホール | 銀座・和光

日本のガラス工芸ではこのところ、外来の技術を習熟したうえで日本人特有の感性で独自の世界を表現する作家たちが注目を浴びています。今展では、さまざまな技法によって表現される、“四者四様”のガラスの多様性をご堪能ください。

広沢葉子さんは金箔や銀箔を巧みに加飾表現に取り入れた作風で人気の作家です。今展には飾壺や杯、茶道具、日常使いの器などを出品します。
「ガラスならではの色彩と、熔けたガラスから生まれる優しく温かい形を大切に、詩心のある作品を制作したいと思っています」(広沢さん)。

有機的で美しいフォルム、そして綺麗な色彩に定評がある松浦あかねさんは、吹きガラスで作った器にカメレオンやペンギンを彫り込んだ作品を手がけています。今回は飾り皿や茶道具を出品します。
「日々の暮らしが一層楽しく豊かになるような作品作りを心がけています。ガラスの面白さをお伝えできれば幸いです」(松浦さん)。

伝統的な切子とルーツを異にした、モダンでありながらどこか懐かしさのある切子ガラスの作品を生み出している中村敏康氏。今回、大きめの花器や鉢、日常の器などを出品します。
「浮世絵などの版画のイメージをテーマにしています。カットの技法を用いており、色の部分にも模様をほどこしています」(中村氏)。

色彩の組合せが美しい独自な世界観の蓋物を生み出す松尾一朝氏。ガラスの棒を熔かして作った塊や、熔着した複数の色ガラスの塊を削り出して制作しています。
「厚みのあるガラスで制作した蓋物は内側に色や光を優しく溜め込みます。大切な気持ちをそっとしまっておけるような存在になれれば」(松尾氏)。

技術に裏打ちされた個性豊かな4人のガラス工芸作家による、色もフォルムも自由な作品をぜひご覧ください。

…パンフレットより抜粋

2017/07/16 展示会情報   STUDIOKOBINサイト管理者
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